ジョン・リーチのマグカップ

念願のジョン・リーチの器。

正しくはジョン・リーチ工房(マチェルニーポタリー)の器となるでしょうか。

湯町窯のスリップウェア、出西窯と縁のあるバーナード・リーチ。そのお孫さん。

自分にとっては遠い歴史上の人物なわけですがまさかそのお孫さんの器を手にすることができるとは信じられない。

手仕事による温かみがあり、また、生地の焼成具合が不均一で表情が異なります。

どうやら登り窯で焼いている(母、ご名答)とのことで、登り窯自体、もともとはバーナード・リーチとともに濱田庄司がセントアイヴィスに持ち込んだよう。ロマンです。

このマグカップのほか妻はグラタン皿を心に決めているよう。

確かにこの質感は間違いなく温かみがありそれらの料理にピッタリな印象ではありますが、それで終わらず、僕が湯町窯のスリップウェアを手にしたときに感じた、「西洋」をしっかりと感じさせてくれる器です。

それ以上に魅力なのは、その一方で、この器しかり、湯町窯のスリップウェアしかり、

「和洋」を感じさせてくれること。これに尽きます。

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「事」のための「物」だなんて。「物」から始まる「事」は展開自由。